四万十・流域圏学会学術研究発表会が高知女子大学で開催された。
四万十・流域圏学会の基本理念が、
1)横断的・学際的な研究、現場に根ざした実践的な研究、住民と連携した取り組み(学民産官連携活動)を重視する。
2)地域の学問から全国の横断的な流域圏のネットワークづくりと世界(国際交流・国際協力)へ向けての情報発信を行い、実際問題への適用をはかるために、学・官・民の研究者・技術者・地球市民との交流を促進する。
3)次世代への展開(サスティナブル・シマント)と次世代をになう人材(若手を含む)の育成を重視する。
ということで、この3番目の基本理念を受けて学術研究発表の中にユースセッションが設けられている。
今年のユースセッションの参加校は
香美私立楠目主学校4年生
佐川町立尾川中学校自然環境班・生活環境班
高知県立四万十高等学校自然環境部
愛媛県立北宇和高等学校
の4校。
もちろん、大学の先生や民間の研究者、大学生、行政など大人もたくさん聞いている。
その中で、楠目小学校4年生の6人は堂々の発表。
昨年度に物部川21世紀の森と水の会の環境学習チームや県といっしょに取り組んだ総合学習を発表した。
アユの釣り方については、仕掛けや竿なども見せてくれてわかり易く説明。
また、ペープサートでアユの一生を演じてくれた。
発表の最後に、今年の物部川が濁っている事。新聞でやせ細ったアユの写真を見て物部川のアユや他の生き物が心配であること。早く物部川の濁りがとれて生き物が戻って来てほしいことなど、自分たちの言葉で話してくれた。
感激してウルウルしそうになった。
みんな、がんばって発表してくれてありがとう。
楠目小は、今年度も引き続き物部川やアユについて総合学習で取り組むことになっている。物部川でアユの遡上を観察しようと5月9日に授業を予定していたが、濁水で延期。25日にということで仕切り直したが、濁水が続き早々と中止が決まってしまった。
何とか水が澄んで、アユが上ってくるところを子どもたちに見てほしいのだが・・・。
posted by 山川海元気 at 20:04| 高知 |
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