先日の杉田ダム清掃で集まったゴミの、数量および重量がまとまった。
プラスチック71袋中61袋は発砲スチロールだ。発砲スチロールは、手作業で砕いてゴミ袋に入れた。
トロ箱や、野菜が入っている箱のようだ。軽いので,ダム湖にプカプカ浮かんで,岸に吹き寄せられているのだろうか。この発砲スチロールの多さが、下流部のゴミと違うところだろう。
ダム下流部の発砲スチロールが少ないのは、流れに乗って短時間で海に出てしまうからだろうか。だとしたら、海の発砲スチロールの量は想像もできないくらい多いのだろう。
17日の久礼田小学校の授業で、細川さんが「まだ川にゴミがあるうちは拾うこともできるけど、海へ出てしまったら拾いようがない」と嘆いておられた。海の発砲スチロールはいったいどれほど海の生態系に影響を及ぼしているのだろうか。
また、缶とビンの合計が450個余りだが、ダム湖に沈んでしまった缶やビンの数は想像がつかない程多いのであろう。
上のグラフは、それぞれのゴミの割合である。
今回計量できたゴミの総重量187.3kgに加えて、計量できなかった粗大ゴミが軽トラ1台弱があった。
ゴミの処理については、香南清掃組合、香北町、大前田商店にお願いした。
今回反省すべき点は、燃えないゴミ、リサイクルできない缶・ペットボトルの処分方法については最終詰めが甘かったことである。
一般参加者が帰ってしまった後、香北町は町が処理できる形になるまで分別を一緒にやってくれ、なんとか処理できるよう丁寧に一生懸命考えてくれた。合併前の忙しい中、本当にお世話になりました。
焼却ゴミについては、香南清掃組合へ発電管理事務所が持ち込み、アクア・リプル・ネットワークが費用を出した。
企業局のダム周辺対策事業費は、ダム周辺のハード整備に使われることが多い。しかし、今回清掃をして感じたことは、例えば、ゴミ処理費の負担、およびゴミ処理の行為そのものといったソフト面にダム周辺対策事業費を使ってもいいのでは?・・・ということ。
ダムのゴミ全ての面倒を見ていたらキリがない。不法投棄もあるし。ゴミ問題がひと筋縄ではいかないことは承知している。
けんど,せめてボランティアが集めたゴミばあ、ダム湖全体からいったらほんの少しやきねえ。
ゴミを拾ってくれた一般参加者は、皆さん明るい顔をして帰っていった。
ダム湖がきれいになり、利用者が増えれば、地元は更に明るくなる。ゴミを捨てる人も少なくなるのではないか。
物部川に限らず、流域の清掃ボランティアが集めたゴミを処理する行政側の対応は、きちんと対応してくれる所,渋々対応してくれる所、川のゴミはうちが出したのではないとつっぱねる所等、様々だ。財政難やゴミの処分方法の難しさなど、行政側も悩ましいのではあろうが・・・。
流域ゴミをきちんと処理できるシステムができればいいのになあ。安心してゴミも拾えん。。。
というような個人的見解を書いてしまった。どうも。。。です。
posted by 山川海元気 at 22:07| 高知 ☀|
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