2006年07月04日

今度は仁淀川を探索だ〜!(楠目小学校仁淀川環境学習)

 物部川の環境授業(5月30日)に続き、7月4日梅雨の中、つかの間の青空を見せる仁淀川で楠目小学校児童たちの歓声が飛び交いました。
 “物部川21世紀の森と水の会”から兼松、四宮が参加。兼松運営委員の挨拶のあと、水生生物専門の野村先生(西日本科学技術研究所環境システム研究室所属)より、水生生物についての説明を受け、さっそく仁淀川に入っていきました。石をひっくり返すとそこにはたくさんの川虫を発見、服が濡れるのも忘れ、子どもたちはみんな真剣な眼差しでピンセットや網でたくさんの水生昆虫を採りました。
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 さて、水生調査も終わりお昼ごはんを食べたあとは、お待ちかねの川遊びです。湧き水が出るプール状になった場所に移動し、準備体操もそこそこにみんな飛び込んでいきました。
 仁淀川ご自慢のきれいな水は川底まで見通せることができ、みんな歓声を上げながらチャン鉄砲で魚を突いたり、簡易釣竿で釣りをしたり、石の上から飛び込んだり、時間を忘れ各々楽しんでいました。集合の掛け声にもなかなか帰ろうとしない子どもたちを先生たちは、引きずりながらバスに放り込んで“仁淀川環境学習”は無事終了。
 仁淀川の大自然の中で力いっぱい遊んだ子どもたち、帰りのバスの中ではみんなぐっすりだったかな?

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子どもたちの楽しそうな姿に我慢ができなかったのかな先生?最後はいっしょになって飛び込んでました。
posted by しげちゃん

posted by 山川海元気 at 21:48| 高知 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

葦舟・大人の作業

18日は雨で延期され、翌19日に森林センターで着工。
この日は各種スケジュールが立て込んでいたが一騎当千の士が集まりました。船底を形成する2本の大チョリソの部品となる小チョリソ6本と、その2本の大チョリソを結び合わせるための中チョリソ1本を作りました。

  060320葦舟.jpg  060320束ね.jpg

後は4月2日の午前中と29日の朝の2回、子ども達と共同作業をすれば進水式が滞りなく行える見込みです。

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お疲れさまでした。
ブログ管理人は行けなかったので、やまさんに原稿を書いてもらいました。
格調高い言葉が出てきました。
一騎当千:一騎で千人の敵を相手にすることができるほど強いこと(広辞苑)
さすが、やまさんです。

posted by 山川海元気 at 22:30| 高知 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

久礼田小学校・まとめ

久礼田小学校4年生と一緒に進めてきた授業も今日で最後。
まず最初に、今までの学習の振り返りをしました。

次に、ゴミの組成を考えました。
これは割合を習っていない4年生には少し難しかったようです。
かねさん、必死でわかってもらえるように説明していました。
クイズ形式で答えてもらいました。

それから、前回の授業で作ったお菓子の入れ物の解体新書の中で
必要ない、減らせると思う包装を各班で考えてもらいました。
個包装のお菓子と外の袋、外箱と中袋、袋の中のトレイなどを見直す
意見が出ました。
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最後に、ゴミの物語を皆さんに考えてもらいましたが、時間切れで宿題になりました。
皆さんが考えてくれた物語や、感想を書いた日記を楽しみにしています。



posted by 山川海元気 at 22:13| 高知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

楠目小学校4年生の発表会

物部川21世紀の森と水の会は、昨年の夏から楠目小学校4年生のみなさんと一緒に勉強してきました。

6月、アユの一生についての勉強。
7月、統合堰(町田堰)で、PTAと一緒に川遊びをしたり、アユを食べたり。
11月、アユの産卵について教室で勉強し、アユの産卵を見にヨコ瀬へ行きました。
2月、冬の物部川を見に行き、清掃もしました。

その他、学校独自で、または地域の方々の協力で物部川について学んできたそうですね。

今日は、1年間物部川で学んだことや、体験したことの発表会でした。
この授業に関わった物部川21世の森と水の会の会員にも手作りの招待状を頂きました。
発表会に呼んでくれて、ありがとうるんるん

発表はポスターセッション方式。
1年間の学習のまとめ、自然、アユ、魚や魚のつり方、水生生物、森、ゴミ、歴史、舟入川などたくさんのテーマがありました。
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みなさん、物部川博士ですね。
5年生になったら、更に自分でテーマを見つけて勉強をするそうです。みなさんがどんな事に興味を持って学んでいくのかな・・・と思うと、楽しくなります。がんばって下さい。

アユの産卵を見たので、稚アユの遡上も気になりますね。春休みになったら是非皆さんと見に行きたいです。
でも、先月の25、26日の雨でダムへ流れ込む川が濁ってしまい、ダムには茶色の水がたまりましたがく〜(落胆した顔)
この水がこれから長い間下流に流れ続けます。
060302nigori.jpgこれは今日の物部川の様子です。ダムから下って来た濁った水が流れています。
この濁りが取れないと、たぶん稚アユは物部川に上って来ないでしょう。
濁りが一日でも早く取れますように。皆さんと、稚アユの遡上を見に行けますようにexclamation×2
posted by 山川海元気 at 23:37| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

久礼田小学校・ゴミの解体新書

久礼田小学校での県との恊働事業、最終。県と物部川21世紀の森と水の会からは7名が参加しました。
今日は、自分たちの出すゴミについて考える授業をしました。
2月17日に物部川河口へ行ったとき、1人150円ずつお菓子を買って持って行きました。そのお菓子の入れ物を捨てないで全部とっておいて、今日の授業に使いました。
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ゴミをはさみで切り開いて、わかりやすいように台紙に貼ります。これが、「ゴミの解体新書」。
   060227seisaku.jpg制作風景。

 
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コンブのように見えるこれは、バナナの皮!黒くなって、水分がなくなり、軽くなっています。
バナナの皮を10日もきちんと保管して、えらいexclamationと思いました。

以下が1班から6班までのゴミの解体新書。
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  0602273han.jpg  0602274han.jpg


  0602275han.jpg  0602276han.jpg

各班に説明してもらって出た意見を少し。
・普段ポイと捨てているゴミだけど、広げて貼るととても多いのがわかった。
・紙やプラスチック、アルミなどいろいろがゴミがある。
・個包装のお菓子はゴミが多くなる。
・袋の表示を見ると、入れ物が何でできているのか、中身は何個のお菓子があるのか、わかる。
・袋に書いてある数よりも、ゴミが少ない。どこかに落としてきたのだろうか。
など、たくさんの気付きがありました。

発表の後、かねさんがゴミの袋の効用、昔はどんな入れ物を使ったのか、などお話してくれました。

最後に、3回の授業の前と後を比較するためのアンケートにシールを貼ってもらいました。
上が授業の前,下が授業の後です。

060227gomi.jpg  060227hirou.jpg


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ゴミを拾うというよりは、ゴミをしないという意識が強くなったようです。
物部川はきれいだと思ってたけれど、実際に行ってゴミをひろってみたら、思ったより汚れているという感じを受けたようです。
物部川の水量については、河口の狭さを感じるか、河口上流の広い川幅を見て感じるかでシールの位置がばらけています。もし、蔵福寺島や岡西の岩場のような水が少ない所を見たら、少ないと思う子が多くなるでしょうか。。。

おまけ。
花粉症デビューしたばかりの子がいて、ハンカチで目を押さえ鼻をかみながら授業を受けていました。本当につらそうでした。早く良くなるといいね。
教室の机とイスの足にテニスボールが履かせてありました。机やイスを動かしても静かだし、床も傷つきませんね。これは、すごい発明だと思いました。
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久礼田小学校の皆さん、楽しかったよ。ありがとうハートたち(複数ハート)
posted by 山川海元気 at 23:45| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月17日

久礼田小学校・物部川河口

晴れ昨日までの雨が心配でしたが、今日はいい天気になりました。
久礼田小学校の皆さんはスクールバスで物部川河口にやって来ました。

漂着ゴミ・ビンゴ!
班ごとに河口の浜を歩いていろんな種類のゴミを集めました。
   060217clean.jpg

ゴミの種類は、ビンとかペットボトルのように具体的なものから、「みんなの宝物」「まるいもの」「何かに似ているもの」など、子どもの感性によって分けられるものまで、25種類。
集め終わったらみんなが集まって、かねさんがゴミの種類と番号のくじを引き、ビンゴゲームをしました。
   060217bingo.jpg
みんな、がんばっていろんな種類を集めたので,ビンゴ続出でした。

漂流ゴミについてのお話
漁師さんの細川さんが、漂流ゴミについてお話をしてくれました。
ゴミやウミガメやマンボウなどの写真パネルもたくさん見せてくれて、とてもわかりやすかったです。
   060217panel.jpg
「川にあるうちは拾うこともできるけれど、いったん海に出てしまうとゴミを拾うことはできない。スーパーの袋など分解しにくいので、いつまでも海を漂流して海を汚している。海が汚れると魚やウミガメなどにも影響が出てくる。漁の網にたくさんかかって、網を巻き上げる時にゴミをのけないといけないので、大変時間がかかる。生ゴミを入れてそのままポトリと捨てる人もいる。袋が破れると大変臭い。台風で流れてきた木などの自然のゴミもたくさんある。
皆さんは、大きくなってから海をきれいにするにはどうしたらいいかと考える人になるかもしれないが、その前にゴミを出さない人になってほしい。」という漁師さんの言葉は、きっと子どもたちの心に届いたと思います。

稚アユの遡上
水産試験場の松浦さんから、海と川を行き来するアユのお話を聞きました。
そろそろ、海のプランクトンを食べて大きくなったアユが川へ入ってくる季節です。運がよければ、群れて黒い帯のようになった稚アユが川の縁に沿ってのぼるのが見えるはずです。
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みんな期待して河口でアユの群れを探しましたが,今日は残念、見えませんでした。

清流箱めがねでものぞいてみましたが、昨日の雨のせいか濁っています。
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これから4月頃まで稚アユの遡上は続くので、また春休みなどにお家の人と見に来てね。

  060217sea.jpg海はすっかり春の色

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posted by 山川海元気 at 23:22| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

久礼田小学校・物部川環境学習

久礼田小学校4年生のみなさんと物部川の漂着ゴミを中心とした環境学習を始めました。この授業は県との恊働事業として進められます。。
今日の先生は、物部川21世紀のの会の「かねさん」。
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他のスタッフは、エコネット南国のよこさん、県企画調整課のちかちゃん、NPO課のオーにいさん、物部川21世紀のの会のいしちゃん。

今日は導入で、まずゴミや物部川についてのアンケート。自分の気持ちの一番近い所にシールを貼ってもらいました。
その結果です。060214anke-to.jpg
このアンケートは授業の終わりにもう一度実施して、子ども達の意識がどう変わったかを知る物差しにしようと思います。

その後、かねさんが子ども達にクイズ形式で物部川についての基礎知識を話しました。かねさんがクイズを出すと,間髪を入れずに元気な返事が返ってきます。とても楽しい授業でした。
今日は、1時間の事前学習。物部川について少しはイメージがふくらんだと思います。

17日は、いよいよ物部川です。
楽しみですバス
posted by 山川海元気 at 20:46| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月04日

物部川 葦舟大作戦

昨年も葦舟を作って物部川に浮かべたが、今年も作ることになった。
葦舟を作りながら、物部川の環境に関心を持ってもらおうという企画。

主催:物部川葦舟大作戦実行委員会
   (物部川21世紀のの会、
    土佐山田町教育委員会、高知県森と緑の会、
    物部川ジャンボリー実行委員会、カヌークラブ「りばーす」、
    香美みどりと水の会、高知工科大学=今回はお休み)

今日は上記主催者に加え、エコネット南国、オフィス・ティーバンス・森づくり助っ人隊、情報交流館ネットワーク、物部川漁協、博愛園の先生と子ども4名、片地小学校・舟入小学校・大津小学校の子ども達、高知県(環境保全課、循環型社会推進課、企画調整課、男女共同参画・NPO課)の参加があった。

今日は葦舟大作戦第1弾!葦の刈り取りと束作り。
場所は、土佐山田町緑地公園(旧山田堰)と香北町白川(杉田ダム湖畔)。

緑地公園では、鎌を使っての刈り取りと束作り。
白川では、企業局(ダム管理者)により刈り倒してあった葦を束ねて道まで運び上げ、搬送。

子ども達は緑地公園での作業に参加した。
昨年に引き続き参加した子もいたが、初めての子は鎌の使い方から教わって挑戦。 
  060204yosihara.jpg   060204taba.jpg

葦は束ねてから運び、軽トラに積んでストック場所に運んだ。
ダム湖から運び上げる。060204hama.jpg

作業が終わってから、イモ天のおやつ。お芋は環境農園でできたもの。甘くておいしかった。
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葦舟は、完成して川に浮かべてから解体され、環境農園の土になる。

おやつの後は、寒さをこらえて葦と水質の話を聞いた。
今度は4月に葦舟の組み立てがある。また,今度会おうね・・・と言って解散。

                                                                                                                                                                                                       
posted by 山川海元気 at 18:36| 高知 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

物部川環境学習バスツアー

物部川の水利用のあり方や、環境の問題を考えてもらおうと物部川環境バスツアーが行われた。アクアリプルネットワークと物部川流域ふるさと交流推進協議会の主催。物部川21世紀のの会は後援。講師はの会の団体会員や個人会員から派遣されている。

今回の参加者は流域の5市町村の行政職員と、県や国の職員が参加した。前回までは、流域住民を対象にしてきたが、環境を改善するためには住民の努力だけでは限界があり、是非流域の行政職員にも物部川の実態を知ってほしいと企画された。
合同堰→統合堰→三又→物部川河口とバスで移動し、農業用取水堰や灌漑区域の説明を聞き、渇水の様子、物部川河口の細い流れや漂着ゴミなどを見た。また、水質や濁水についての説明もあった。
060128kakou.jpgこの写真は、細くなっている物部川の河口。
まだ、水は流れているが、渇水がひどくなると河口閉塞を起こし、アユの降下や遡上の妨げになる。

お昼はJA吉川村支所女性部の作ってくれた、浜らっきょうとうなぎのお弁当。
これが絶品。とにかくおいしい。売っていないので、こんな時にしか食べられない。
環境学習バスツアーの隠れ目的(私個人にとって)。
060128lunch.jpg

食事の後は、ミニ意見交換会。流域全体の幸せを考えるような水の使い方を目指すには、行政の調整能力が必要であるということを、流域の行政職員に訴えた。
posted by 山川海元気 at 22:06| 高知 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 環境学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする